ケガへの補償とその防止に取り組むあんしん財団

業務によって発生する可能性がある事故というのは、完全に無くせるものではありません。特に建設業や輸送業、他にも製造業などにおいて、どうしてもリスクがある業務というのが発生してしまうことは考える必要があります。こういった業務が必要になる場合、使用者として考えるべきことは、それでもいかに安全に業務を行えるのか、ということでしょう。そして万が一事故が発生してしまった場合について、しっかりと補償できるようになっているか、というのも重要な要素の一つとなります。そこでここでは、使用者にとっても労働者にとっても安心できる環境を作るために活動している、あんしん財団について紹介します。

あんしん財団が行っている業務の内容として、現場に於ける災害防止のための取り組みがあります。あんしん財団では職場事故ゼロを目指して安全衛生水準の向上のサービスを展開しています。それでは、このサービスの内容としてはどのようなものが含まれているのでしょうか。あんしん財団では様々な補助金制度を導入することによって使用企業に対するより高度な安全技術の導入をサポートしています。

あんしん財団が行っている補助金制度の内容として、例えば各種機材に対する自主検査のための補助金というものがあります。製造業に於いては動力プレスなどが、あるいは倉庫業についてはフォークリフトなどが自主検査による補助金の対象となっています。こういった機材が問題なく機能しているかどうか、というのも職場に於ける安全を大きく左右するポイントであるため、あんしん財団はしっかりとこの部分に力を入れています。その結果より多くの現場を安全にできるような環境整備を勧めています。

さらに、あんしん財団が行っている補助金のサービスとして、健康診断に対するものが含まれています。特に建設業などにおいては特殊な溶剤や化学物質などを使用することによって健康障害が発生する可能性があります。こういった症状に対する診断というのが重要になります。あんしん財団ではこのための特殊健康診断実施のための補助金制度を導入しており、利用できるようにしています。

これに加えて、あんしん財団ではゼロ災害運動研修会などに対する補助金なども導入しており、セミナー利用のための補助金も利用できるようになっています。このように、ケガに対する補償だけではなく、それを減らすための取り組みについても積極的に行っているのがあんしん財団の特徴です。